松虫寺
正式名称:摩尼珠山医王院松虫寺
宗派:真言宗豊山派
創建:天平15年(743年)<奈良時代>
所在地:千葉県印西市松虫7
HP:https://matsumushi.com
文化財:七仏薬師瑠璃光如来(国指定重要文化財)
第45代聖武(てんむ)天皇の第3皇女不破(ふわ)内親王(松虫姫)が重い病を患われましたがある夜、夢枕に白髪の老人が現れ『下総の国萩原村(現在の千葉県印西市萩原)にある薬師如来を参拝すれば病気は治る』と告げられ、お供の者と長い旅の末、下総の国萩原村に辿り着き薬師如来を参拝する事ができました。
その後、松虫姫の病気は快復し無事に奈良の都に帰る事ができました。
後年、松虫姫の遺言で火葬にした骨の半分を下総の国萩原村の薬師堂の裏に葬られ、時の朝廷は薬師堂と姫の墓を守るため寺を建てました。
これが松虫寺です。
<ホームページより抜粋>
詳しくはホームページをご覧下さい。
・緑の中に佇む山門
・山門(仁王門)
・参道
・薬師堂
・鐘楼
・松虫姫御廟
・境内社???
・金刀比羅大権現
・石碑
境内の六所神社(ろくしょじんじゃ)と松虫姫神社は、松虫寺が別当として管理していましたが明治の神仏分離令によって分離されました。
六所神社は松虫寺に向かって右側(東側)
・鳥居
・本殿
松虫姫神社は松虫寺に向かって左側(西側)
・鳥居
・本殿
松虫寺の北側数百メートルの所に『杉自塚』があります。
杉自は松虫姫の乳母で案内板によると
「松虫姫の乳母杉自は姫が病癒えて奈良の都へ帰っても、この地に残り、文字や養蚕、はた織り、裁縫など都の技術を里人に伝え、したわれ、没後、村人はここに塚を建て偲んだ」
と書いてありました。
また、塚の周辺には、杉自を護るように、無数の庚申塔が建立されていました。
松虫寺の南側数百メートルの所に『松虫姫公園』があります。
松虫姫公園の中に「牛むぐりの池」があります。
牛は都から松虫姫を乗せこの地まで来ましたが年老いた我が身が道中の足手まといになること恐れ自ら池に身を投じたのでした。
そんな牛の像があります。この像の背中には松虫姫が乗っています。
何だか切ない感じがします・・・・・
*** 数年前に訪れた時の写真 ***
ここは皇女松虫姫ゆかりの寺で紫陽花でも有名な所です。
紫陽花の季節には色とりどりの紫陽花で綺麗ですが、境内に桜や他の花が咲いていてこの季節(春)でも充分見応えのあるものでした。